「農民」記事データベース20070702-786-10

最盛期迎えたサクランボ出荷

山 形

関連/恒例の田植え交流会


温暖化で味に苦労
おいしさ例年通り

 山形市村木沢の吉田吉弘さん(山形地方農民連会長)の農園では、サクランボの佐藤錦が出荷の最盛期を迎えています。自宅近くの作業場では、パートの女性が箱詰めなどに忙しく働いており、農園では数人の男性が収穫などの作業をしていました。(写真〈写真はありません〉

 吉田さんは「今年は地域によって作柄に違いがあるようだが、山形市や上山市などは悪くはない」と話していました。吉田さんは約二十年ぐらい前から、減反後の田んぼ四反歩で六月が出荷最盛期の佐藤錦、七月は大将錦を生産しています。「サクランボは手のかかるもの。日光や温度、風などの具合によって出来が違ってくる。温暖化の影響で山形の気候も変わっており、いかに昔の山形の気候を農園で再現するかに苦労しているんだ」と吉田さん。ごちそうになったサクランボはとてもおいしく、農場で見た佐藤錦はたいへんきれいでした。

(山形県農民連 洞口昇一)


恒例の田植え交流会

福岡・みのう農民組合

赤ちゃん抱っこで植えるお母さん
子ども泥んこ おおはしゃぎ

 お天気に恵まれた六月十日、福岡・みのう農民組合は、山懐に抱かれた森部不動尊(久留米市田主丸町)にある鳥越治夫さんの田んぼで、田植え交流会を行いました。

 北九州市の原口米穀店・原口さん(お米のソムリエ)夫妻をお招きし、久留米新婦人やひいらぎ保育園の子どもたちなど、総勢六十一人。子どもたちは泥んこに。赤ちゃんを抱っこして植える若いお母さんの姿も。(写真〈写真はありません〉

 田植えの後は、お昼ご飯。組合員の奥さんたちの作った豚汁に何種類かのおにぎり、お漬物。初参加のお母さんは「貴重な経験をさせてもらってうれしかった。気持ちよかった」と話していました。また原口さんは、お米のいろいろな規制や値下がりの中で、本当においしいお米を食べてほしいという思いで、創意工夫した売り方で消費者にお米を届けていると熱く語りました。子どもたちは、すぐ横に流れている清水に入って、魚や虫取りにおおはしゃぎ。「また収穫祭でお会いしましょう」―秋には豊かな実りがありますように。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2007.7.2付)
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2007年7月

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