新潟・農林水産「九条の会」これからが本番“9条守れ”さらに結成1周年交流会 戦争体験など語る
新潟・農林水産「九条の会」は六月十七日、結成一周年を記念して第二回交流集会を開きました。 特別講演では、弁護士の金子修さんが「さあ、これからが本番!『憲法改正』との対決」と題して報告。金子さんは「もし九条が変えられ軍事優先の日本となれば、アメリカ並みの予算からすると十八・二兆円にもなり、さらに庶民増税や福祉・教育予算の削減などで国民負担がいっそう重くなる。医療、教育、福祉などと密接な関係にある『九条を守る』運動を意識的に広げることが大切」と訴えました。 報告交流では、聖籠町農民連の小嶋忠一郎さんが、中国・上海での戦場体験を報告。中国人を的にした銃剣突きの訓練や上官の厳しい教育などを受け、二度とあってほしくない戦争への思いが語られました。また、農民文学会員の里村洋子さんが、輸送船の機関士で戦死した叔父の記録を調べたことを報告。戦争を美化する教育がいかに恐ろしいことかを話しました。新潟大学の平和サークルで活動する竹内裕太さんは、著名人を招いての講演や署名活動、ハト型の布に平和への願いを書いて旗にしていくハトプロジェクトなど、新大999(スリーナイン)の活動を紹介しました。 (新潟農民連 鈴木亮)
京都・丹後センター代表の松村さんが当選京丹後市農業委選京都府京丹後市の農業委員選挙が六月十日告示され、京都農民連・丹後地域センター代表の松村統克さんが無投票当選。丹後でも、国営農地に企業の参入が相次ぐなど大きく様変わりしています。農業者の高齢化や品目横断対策など、国の政策で地域の農業も転換期を迎えています。 農業委員会は、地域の農地と農業を守る防波堤として大きな役割をはたしてきました。日本に農業はいらないとする流れが強まるなか、「安全な食料は日本の大地から」とがんばる農業委員に期待が高まっています。 (京都農民連・丹後地域センター 安田政教)
全国農業会議所は、経済財政諮問会議の報告に対する見解を公表。「EPA締結の加速化のみを狙い…農業・農村の崩壊を招き、地域経済にも甚大な被害を与えかねない」と明確に反対しています。
(新聞「農民」2007.7.2付)
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[2007年7月]
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