大増税、重い負担増のしくみは…農民連関東ブロック 国保・消費税の学習会
農民連関東ブロック協議会は六月十六日、東京都豊島区の生活産業プラザで税金学習会を開き、関東各県から約二十人が参加しました。(写真〈写真はありません〉) 午前中は、農民連税対部副部長の村田深さん(茨城県連)による国保学習交流会。国保のしくみについてのべるとともに、農家にとって重い負担になっている国保税(料)が高くなり、払いたくても払えない人が急増している実態を紹介しました。 また、二〇〇八年四月から後期高齢者医療制度が実施され、保険料が年金から天引きされることから負担増に拍車がかかることを解説。宣伝・対話、相談会を旺盛に開き、住民税、国保税、介護保険の三点セットでの、いのちを守る運動を強める必要があると訴えました。 鎌などの農具の展示で交流後、午後は、税理士の山本大志さんによる消費税学習会。一千万円に引き下がった免税点の判断方法、簡易課税のほうが有利かどうかなどを、参加者の質問に丁寧に答えながら解説。実際に申告書に書き込みをして、楽しく申告方法を学びました。
国保改善の運動広げよう茨城で国保税学習交流会六月十六日、茨城県の水戸市民会館で国保税学習交流会が茨城社保協、茨商連、茨城農民連の共催で開かれ、四十三人が参加しました。基調講演で中央社保協の相野谷安孝事務局次長(写真〈写真はありません〉)は「多くの人々と怒りを共有し、共感し合って、共同の運動を広げ、社会保障としての国保改善を進めましょう」と訴えました。 続いて柏の国保をよくする会会長で社会保険労務士の新山晴美さんが、国保のしくみと国保をよくする運動の実践例を紹介しました。 減免基準が具体的に示された常総市の要綱や、つくば市が却下した医療費一部負担金の免除申請に対する処分について、県国保審査会が取り消しの裁決をした事例、などが紹介されました。 最後に茨商連の松澤博会長は「茨城では国保の運動は遅れているが、今日学んだことを生かして、みんなで減免申請に取り組み、改善の運動を広げていきましょう」とあいさつしました。 (茨城農民連 村田深)
(新聞「農民」2007.7.2付)
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[2007年7月]
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