新聞「農民」号外、署名もって
農家と対話広げる
いま農家は農民連を待っている
千葉・北総農民センター 林 縫右衛門さん
歩くのが楽しくなる
千葉・北総農民センターの林縫右衛門(ぬいえもん)さんは、新聞「農民」号外と署名を持って地域の農家と対話を広げています。
「農家は今、農民組合が訪ねてくれるのを待っている。対話を広げる絶好の機会だ」と林さん。まず「農民」号外を各戸に配り、それから千葉県農民連がとりくんでいる「二万円米価」要求署名を持ってまわるのだそうです。春先に約千戸と対話し、夏の参院選に向けてもすでに二百戸ほどまわっています。
「政治とカネ」「消えた年金」問題などで支持率を急落させている安倍内閣。農家の間にもほとんど期待感はないそうです。
「農村は若者が少なくなり、後継ぎもおらず、『いま使っている機械が壊れたらもう買えない』という農家が多い」と林さん。そんななかで、「今でもたいへんなのに、輸入が自由化されれば、さらに価格が下がり、自給率も下がる」と訴え、政治の転換を呼びかけています。
「農家からは『お茶でも飲んでけよ』と歓迎され、歩くのが楽しくなる」と、林さんはますます意気軒高です。
(新聞「農民」2007.7.2付)
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