建設中の基地滑走路にらみ百里平和農園“いざ田植え”茨城農民連青年部などのよびかけで
自衛隊百里基地に隣接する百里平和農園で五月二十七日、茨城農民連青年部や百里平和委員会、百里基地反対同盟などで構成する実行委員会の呼びかけで、第十四回「いざ田植え」が開かれ、青年を中心に三十人が集まりました。 田植えの会場になっている百里平和農園は、平和公園の向かい側にあり、基地にもっとも食い込んだ位置にあります。 百里基地は、民間空港との共用化のために、新たな滑走路を建設中ですが、航空法では、隣の滑走路から二百七十メートル離さなければなりません。平和農園をつぶさなければならず違反を棚にあげ、“国際基準の二百十メートルをクリアすればよい”という強引な解釈ですすめています。 私たちは、共用化は基地の増強であり、騒音や安全性の面から、また五百億円という巨額の税金ムダづかいという面からも反対してきました。今後、沖縄の米軍機の訓練が移転される計画もあり、なおさら許せません。その滑走路を目の前ににらみながら、田植えをしました。(写真上〈写真はありません〉) その後、バーべキューを食べながらの交流では、新聞「農民」号外などから平和・農業クイズを出題し、しっかり勉強しました。 「農業と平和を結び付けて生活している人がいることを知り、驚いたし、希望だと思った」、「この(基地の)土地から、どれだけの作物が作れるのか? この基地はどれだけのものを産み出しているのか? 私は事実を知った分、事実を伝えたい」などの感想が出されました。 最後に、ヒューマン・ファーマーズの歌でしめくくりました。 (茨城農民連 村田深)
9条田植え 郡山地方農民連“憲法守ろう”誓い新た 福島福島県郡山地方農民連は六月三日、郡山市石筵地区にある橋本整一さんの田んぼで、黒米を使って「九条田植え」を行いました。今年で二回目です。(写真〈写真はありません〉)絶好の田植え日和に、初めて体験する人や素足で田植えを楽しむ新婦人の親子など、二十三人が参加。農家の手慣れた指導もあって、田植えは無事終了。その後、お母ちゃんたちお手製のつきたてのきなこ餅や、地元の山菜がたっぷり入ったたけのこ汁が振る舞われました。 緑濃い山々に囲まれた、穏やかで平和なひと時に「憲法を守ろう」の取り組みをさらに広げようと誓い合いました。 (福島県農民連 岩渕望)
(新聞「農民」2007.6.18付)
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[2007年6月]
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