世論を動かす宣伝・対話を農民連・全国事務局長・書記長会議
新聞「農民」ふやし農政変えよう参院選勝利 当面の方針を確認農民連は六月一、二の両日、東京都内で全国事務局長・書記長会議を開き、三十八の都道府県連から五十人余りが参加しました。開会あいさつで、白石淳一会長は「新聞『農民』号外のビラを思い切って活用して、農業・食料問題を参議院選挙の争点に押し上げ、農政を転換していこう。そして、農業・農民を守ってたたかってきた農民連の真価を今こそ発揮しよう」と呼びかけました。 会議では、しんぶん「赤旗」論説委員の友寄英隆さんが、「財界戦略とどうたたかうか」と題して講演。友寄さんは「財界という敵を知り、敵の弱点を知り、そして味方を知ることが、たたかう上で大事」と切り出し、御手洗ビジョンのねらいや安倍内閣の改憲戦略、国民犠牲の悪政を、資料を使って詳しく告発。歴史の流れは国民のたたかいによって作られてきたことを確信に、参議院選挙に向けて重層的にたたかおうと強調しました。 笹渡義夫事務局長が、第三回常任委員会方針を報告。「参議院選挙は亡国農政を転換させる絶好のチャンス! 世論を揺り動かす宣伝・対話と新聞『農民』読者を広げ、農政の流れを変えよう」と訴え、六月を「対話・新聞『農民』読者拡大月間」として総力をあげて取り組むことを提案しました。 討論では、二十一人が発言。茨城や青森からは、住民税や国保税など増税攻勢とのたたかいについて「国民と怒りを共有して、参議院選挙で勝利しよう」と発言。新しく事務局長になった山形から「報告を聞いてビジョンを持って活動することの大事さを学んだ。号外ビラもおおいに使って、組織拡大の責任を果たしたい」と決意表明。 奈良からは「春の税金の取り組みだけでなく、“なんでも相談会”など通年要求実現型の活動スタイルをつくり、組織の拡大につなげたい」。岡山からは、組織づくりが困難な隣の鳥取県に入って援助したことが報告され、参加者から共感の拍手が送られました。 秋田から、中心になって活動していた仲間がリタイアして組織づくりが困難になっていることが率直に出され、これを打開するために農業破壊を打ち破る創意ある集会やデモを計画していることを紹介。福島からは、農民連の役割を果たすために単組での専従体制づくりに挑戦しようと呼びかけがありました。 討論のまとめで笹渡事務局長は、事務局長・書記長の役割に触れ「みなさんの奮闘なくして農民連の発展はない。お互いに激励・連帯しながら、短期決戦の課題を必ずやりきり、責任を果たそう」と訴え、全員で確認しました。
「日本を農業のない国にするな」テープできました六月は新聞「農民」号外ビラの活用と結んだ「対話・新聞『農民』読者拡大月間」です。号外の配布と対話を、大勢でにぎやかに勢いのある取り組みにするために、農民連本部は音の出る宣伝物として「日本を農業のない国にするな」のテープを作りました。 軽快な音楽をバックに、さわやかな声で「自由化をやめさせ、食料自給率引き上げろの声をあげましょう。農家の税金や暮らしの困り事は、農民連に相談しましょう」などと呼びかけています。 六月の取り組みを成功させるために、ぜひご活用ください。(一本五百円。注文は、農民連本部まで)
(新聞「農民」2007.6.18付)
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[2007年6月]
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