農のこころ丸山美沙夫
植ゑ終へし棚田に夕陽張り付きぬ望月 末夫 句集『稔田』から。この句集名のごとく、農にかかわる作品が多い。勤めながら農業にたずさわっておられたからだろう。作者には面識はないが、やはり農を愛する人だけに作品から深く伝わってくるものがある。この句の田植を終えた一瞬の安らぎ、棚田の夕陽の景が美しく活写させている「張り付きぬ」である。
(新聞「農民」2007.6.4付)
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[2007年6月]
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