学校給食交流・輸入食料見学・収穫祭・グリーンウエーブ…多彩な取り組みに全力を兵庫食健連が総会・学習会・交流会
兵庫食健連は五月十二日、神戸市内で二〇〇七年度総会を開き、四十人が参加しました。総会では、高田智会長のあいさつの後、柳沢尚事務局長が、本年度の取り組みを提案しました。 柳沢氏は、全国食健連総会、学校給食交流会への参加など食糧と農業を守る取り組みや、輸入食料の玄関口・神戸港の見学、学習会を強めること、収穫祭、グリーンウエーブ、大豆トラストの成功をめざす取り組みなどを提案。新たに中村允彦さんを会長に、永井修さんを副会長(県農民連会長)に選出しました。 総会後、神戸商船大学名誉教授の西川栄一氏を講師に「地球温暖化と世界の食糧事情」と題して学習会をしました。 西川氏は、温暖化によって急増している異常気象などをプロジェクターで説明。食糧生産に影響し始めているなかで、日本は食糧犠牲、工業成長志向が先進国の中で際立ち、最も非持続的な生産経済をすすめていると指摘。そして、技術の歴史は食糧を生産することから発展してきたのであり、食糧生産は、すべての工業に優先すべきだと強調しました。 午後から、須磨寺公園で消費者と生産者との青空交流会を行いました(写真〈写真はありません〉)。 (兵庫農民連 上野信行)
自給率向上署名18万5000人分食健連が国会に提出全国食健連は二十三日、食料自給率向上の署名十八万五千人分、アメリカ産牛肉輸入再開の見直しと牛肉の原産地表示を求める署名三千八百人分を国会に提出。日本共産党の紙智子参院議員に託しました。紙議員は飼料価格の高騰など自給率向上が喫緊の課題になっていることをのべ、飼料作物の自給向上を求めるとともに、BSE問題でも引き続き追及する決意を表明。「みなさんの署名が情勢にかみ合い、大きな力になっている。自信をもって、もっと大きな運動に」と激励しました。
(新聞「農民」2007.6.4付)
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[2007年6月]
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