今年50回目
核兵器なくせ憲法守れ
原水爆禁止国民平和大行進
農民連の旗高くかかげて参加
関連/山田選挙活動すぐやめよ
「核兵器のない世界のためにともに歩こう!」―今年もまた、広島に向けて平和行進がスタートしました。(写真〈写真はありません〉)
五月六日、東京・江東区にある夢の島公園の第五福竜丸資料館前には、横断幕やプラカード、組合旗などを掲げて、雨のなか約八百人が集まりました。
一九五八年に始まった国民平和行進。今年で五十回目をかぞえます。通し行進をする竹田昭彦さんは、有名な市民ランナー。「広島まで九十日間、沿道から核兵器なくせ、憲法守れと訴えたい」と決意を述べました。
農民連本部の上山興士さんは、神奈川県に引き継ぐまで二日間都内を行進。「全国津々浦々で、農民連の旗を高く掲げて平和行進に参加しよう」と呼びかけています。
山田選挙活動すぐやめよ
農民連会員ら アルプス農協に申し入れ
富山県上市町にあるアルプス農協(鉾井〓(※)組合長)の組合員で農民連会員でもある林新義さんら四人は、四月二十三日、同農協に対して特定政党の候補者を農協組織として支援する活動をただちに中止するよう申し入れました。
七月の参議院選挙に、全国農業協同組合中央会の前専務、山田俊男氏が自民党の比例代表候補として出馬表明。全国各地の農協で、「組織ぐるみ」の選挙活動が公然と行われています。特に山田氏の出身県である富山県では、農協施設にポスターをはりだし、「山田後援会会報」を組合員の個人あて親書(総合口座取引明細表)に同封して送りつけたり、農事懇談会で農協役員が「山田支持」を組合員に訴えるなど、激しさを増しています。
林さんらは、アルプス農協のこうした行為は「協同組合の政治的中立の原則を侵し、農協自身が組合員の信頼を裏切るもの」と厳しく批判。ただちに「組織ぐるみ」の選挙活動を中止するよう求めました。対応した鉾井組合長は「申し入れの趣旨はわかりました」と答えました。
※〓は、「文」/「心」。
(新聞「農民」2007.5.28付)
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