「農民」記事データベース20070528-781-03

だまされたと思って取り組む
多額の還付金あった会員も

自主申告

兵庫農民連・藤原政勝


 私は「神飾(かみしか)農業を守る会」(福崎町)の会長をしていますが、申告は毎年役場にお世話になり、去年は七万円の税金を払いました。

 そんななか、県連事務局長の上野信行さんから「だまされたと思って、今年は自主申告をやってほしい」と強い要請がありました。まず会員が集まり税金学習会。わからないところを聞きながら、三万円近い還付の申告書を書き上げました。農協の口座に税務署から振り込みがあったときは、「やった!」と喜びました。「これは、多くの農家に知らせなければ」と強く思いました。

 今年は県連のすすめもあり、十二月はじめと一月末に、会員の学習会を開き、二月の記帳会には知り合いの農会長も二人誘って、申告書を書き上げました。

 役場のお世話になっている農家がたくさんいて、「赤字やから、農業の申告はしなくてもいい」とか、「領収書がないからダメ」などと言われ、払わなくてもいい税金を払っている人がたくさんいます。今年はじめて、自主申告に取り組み、八万円の還付があった人もいます。「もっと早くから取り組んでいたらよかった」―来年はもっと多くの仲間や知り合いに呼びかけたい。

(新聞「農民」2007.5.28付)
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2007年5月

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