「免税軽油」広げよう
申請手続きすれば安く買える
都北農民組合(宮崎県都城市)では
昨年130万円も節税できた
宮崎・都北農民組合(都城市)では、農機具用軽油の免税申請に取り組み、農家からたいへん喜ばれています。
軽油は、一リットルあたり三二・一円、二百リットルドラム缶だと六千四百二十円も税金が安くなる制度があります。千リットル以上は、申請用の報告書作成がたいへんですが、記帳方法を工夫して、実績で計算しています。
報告書作成は、記帳さえしておけばずっと楽になるので、日付けや給油量、作業などを書き込む「免税軽油作業日誌(表)」をドラム缶のそばにペンと一緒にぶら下げておいて、いつでも記入できるようにしておき、後から清書しています。
取り組み始めた四年前は、十七人で一万リットルでしたが、昨年は二十九人に増え、四万リットル、百三十万円の節税ができました。節税できた農家は、「今は農業で一万円稼ぐのもたいへんな時代。本当に助かる」と言って、とても喜んでいます。
新聞「農民」の購読が条件で、免税軽油だけの特別会員もいます。特別会員から正会員になった人もいて、毎年目標を立てて、もっと免税軽油を広げるよう、取り組んでいます。
(都北農民組合 有田枝梨子)
(新聞「農民」2007.5.21付)
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