「農民」記事データベース20070514-779-06

映画紹介

全国・自主上映「日本の青空」

戦後の日本国憲法誕生の核心明らかに


憲法改悪阻止へ大きな力に

 日本国憲法が施行されて今年で六十年。安倍内閣は、九条改悪と地続きの改憲手続き法案を衆議院で強行採決し、連休明けにも参議院での成立をねらっています。

「日本の青空」製作委員会委員長の小室皓充さんも監督の大澤豊さんも、映画人として憲法を守る運動に参加したい、憲法九条を改悪して「戦争する国」に変えるなど断じて許すことができないと作った映画が、「日本の青空」です。

 雑誌記者の沙也可(田丸麻紀)は、「特集・日本国憲法の原点を問う!」で、在野の憲法学者・鈴木安蔵(高橋和也)の取材を進めることになり、安蔵の娘たち(水野久美、左時枝)の証言から、戦時下での在野の憲法学者としての安蔵の苦労と崇高さを知ることに。そして沙也可は、古びた安蔵本人の日記帳を手がかりに、安蔵を支えた聡明な妻・俊子(藤谷美紀)の存在や、日本国憲法誕生を巡るドラマの核心を明らかにしてゆきます―。

 監督の大澤さんは「憲法改悪を阻止するという目標を達成するためには、少なくても二百万殳三百万の人たちに見てもらわなくてはならない。そのためには、従来の製作者、配給者というワクを取り払い、文字通り両者一丸となって普及活動に取り組む必要がある」と、全国各地での自主上映への協力を訴えています。

 各地での上映会は、電話03(3524)1565。
 ホームページhttp://www.cinema-indies.co.jp/aozora/

(新聞「農民」2007.5.14付)
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2007年5月

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