この人
横浜市泉区の緑園なえば保育園
保育士 上西麻美さん
春は新しいスタートの季節。上西麻美さん（22）は、横浜市泉区にある「いずみ苗場の会・緑園なえば保育園」で、四月から働き始めた保育士さんです。この保育園で働くきっかけは、新聞「農民」に載った記事でした。
働くきっかけは新聞「農民」の記事
実家は三重でミカン園
上西さんは、これまで和歌山県との県境にある三重県御浜町の幼稚園で働いていました。両親はミカン農家で、いぜんから新聞「農民」の愛読者です。たまたま去年の夏、家にあった新聞「農民」をなにげなく読んでいたら、山形・庄内産直センターの農家と保育園が米の供給や田植え・稲刈りといった地域ぐるみの交流をしていることを知りました。また、横浜は上西さんが小学生のころまで育った街でもあります。
「こんな保育園でぜひ働いてみたい」―さっそく電話しました。“新採用の募集は十二月から”ということで、あらためて正式に申し込み、昨年十二月には保育園で開かれた「庄内ふるさと産直市」にも参加。晴れて採用が決まりました。
“どの子にも豊かな保育を”
新しいチャレンジへ笑顔
どの先生も一生懸命
いま、一歳児を担当。十九人の幼児を五人の先生が受け持っています。「幼稚園では四、五歳児でしたから、一歳児ははじめて。ケガなどしないよう配慮しないと」と、緊張ぎみ。でも「どの先生も一生懸命。勉強にも熱心で、保育に対して一人一人が信念を持っています。がんばってついていかなきゃ」と抱負を語っていました。五月には、山形・庄内へ行って、農家との田植え交流会が開かれ、保育園から百人余りが参加します。“どの子にも豊かな保育を”―新たなチャレンジが始まりました。
（新聞「農民」2007.4.30付）
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