「農民」記事データベース20070430-778-07

兵庫県農民連女性部が総会

学校給食に野菜供給したい

講習で栽培・保存法学ぶ

関連/横浜でGMナタネ8件検出


 兵庫県連女性部は三月二十四日、多可町で第七回総会を開きました。全国連女性部役員の秋山佐登子さんの報告で始まり、昼食は手作り弁当。自慢の漬物、ほうれん草の白和え、おはぎなどが出され、大いに盛り上がりました。

 午後からは、山陽種苗の担当者から栽培講習を受けました。これは、一年を通じて学校給食に野菜を供給したいという思いから。夏採れダイコンやハクサイの栽培法、タマネギやサツマイモの保存法を教わり、ここぞとばかり熱心な質問が飛びかいました。

 運営委員は全員が再任で、引き続き橋本早苗さんに部長を引き受けていただくことになりました。

(兵庫農民連 上野信行)


農民連食品分析センター調査隊

横浜でGMナタネ8件検出

汚染範囲が広がる

 農民連食品分析センターの遺伝子組換えナタネ調査隊は四月十八日、横浜市で遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査を行いました。(写真〈写真はありません〉

 横浜では昨年、一般の参加者が横浜動物検疫所近くでGMナタネを検出していました。この場所は、磯子区にある製油会社、日清オイリオと同じ国道357号沿いにあることから、運搬時に種がこぼれ落ちているのではないかと予想。今回は工場付近と国道357号沿いを中心に調査を行いました。

 冷たい雨の中、調査隊は、工場付近の中央分離帯、首都高速出口付近、工場から五キロほど離れた指定文化財三渓園の前、国道から離れた南横浜火力発電所近くで自生しているナタネを見つけました。

 四地点で合計二十四件採取し、簡易検査を実施。その結果、八件がGMナタネでした。内訳は、除草剤グリホサート耐性をもつものが四件、グルホシネート耐性をもつものも四件でした。

 分析センターの泉潤さんは「昨年、詳細な調査ができなかった地域でしたが、遺伝子組み換えナタネの自生が広範囲にわたっているので驚きました」と話しています。

 遺伝子組換えナタネ調査隊は引き続き、一般の方の調査への参加を呼びかけています。検査代金は、送料込みで千円(検査キット一回分)です。

 申し込みをされる方は、郵便、電話・ファクス、メールで。郵便振替口座は次の通りです。

「農民運動全国連合会分析センター」00160―6―773542(通信欄にナタネ係とお書きください)

 〒173-0025、東京都板橋区熊野町47の11
        農民連食品分析センター「ナタネ調査隊」
 TEL・Fax 03(3959)5660
 Eメール natane@earlybirds.ddo.jp
 遺伝子組換えナタネ調査隊のホームページ
      http://earlybirds.ddo.jp/natane/

(新聞「農民」2007.4.30付)
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2007年4月

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