「農民」記事データベース20070416-776-05

農のこころ

丸山美沙夫


 老化なく老華でいたし種浸す

           眞部かつよ

 俳誌『ほづみ』から。いま日本の農業を支えている大半は、高齢者といわれる人たちである。年をとるにつれ生理機能がおとろえるのはやむを得ない。しかし、その老化を防ぐ方法はたしかにある。この句の「老華でいたし」もその一つ。農に生きる前向きこそ必要である。種を浸すその元気な姿、いよいよ本番である。

(新聞「農民」2007.4.16付)
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2007年4月

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