「農民」記事データベース20070416-776-03

食糧主権国際フォーラムに参加して


積極的参加と連帯こそ食糧主権実現への道

農民連青年部 杵塚 歩さん

 食糧主権フォーラムに参加して、世界のさまざまな地域で活動している人たちとの交流の機会がありました。青年同士の交流も持つことができ、そこで来年、ラテンアメリカで青年独自の食糧主権フォーラムを開催することが計画されました。

 また、ドイツとフランスで有機農業をおこなう青年組織、欧米のジャーナリスト、イタリアの有機農業運動組織、マリのラジオ局など、数え上げたら切りがないほどの参加者が、工業国というイメージの強い日本の農業に強い関心を示し、交流を望んでいます。フォーラムが国際的なつながりをつくる場となり、この連帯が食糧主権を求める流れを強めていることを感じました。

 ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域では今年、青年会議を予定しています。詳細は計画中ですが、これからの農業や社会の未来を担う青年がイニシアチブをとる第一歩です。農民連青年部としても積極的に貢献していけたらと思います。

 このフォーラムを通して、食糧主権の運動は人々の積極的参加と連帯にもとづく運動だと感じました。そして世界が急速に小さくなっているとも感じました。このような条件を利用し、「もう一つの流れ」を強化するために、日本の農民も積極的に結びつき、自分自身の主張と要求を運動に反映させていきたいです。

(新聞「農民」2007.4.16付)
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2007年4月

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