これ以上の負担 耐えられない
選挙で増税勢力に“ノー”を
関連/赤字なのに容赦ない消費税
消費税導入19年目
各界連が宣伝・署名
農民連も加盟する「消費税廃止各界連絡会」は三月三十日、導入十九年目をむかえた消費税の廃止を訴える宣伝と署名行動を行いました。(写真〈写真はありません〉)
行動の行われた東京・新宿駅東口ロータリーは、若い人や待ち合わせの人も多い所。宣伝カーの上から、各団体の代表者がマイクで訴えると、友達を待っていた金髪に革ズボンの青年が「あの〜、署名させてください」という場面も。
訴えでは「高齢者や福祉のために使うと言って消費税を導入したのに、現実はデタラメ。大企業を減税して、庶民の負担は重くなるばかり」(全商連)、「家計はもうこれ以上の税負担に耐えられません」(新婦人)、「安倍内閣は消費税を増税しようとしている。地方選挙では増税勢力にノーの一票を」(生活と健康を守る会)などの声が相次ぎました。
署名したバスドライバーの男性(30)は「消費税の使い方が納得いかない。ぜんぜん福祉にも庶民の生活にも生かされていないのに、自民党は税率を上げる話ばかりで、議論すべきことが違う」。
「これ以上増税されたら、ワタシ生活できない」と、署名に応じた居酒屋でアルバイトしている二十代の女性は「以前から消費税はどこに消えているのか不思議だった。政治や社会に無関心でいちゃいけないと思うが、本当の情報をどこで得たらいいのでしょうか?」と、真剣なまなざしで答えてくれました。
宮崎 選挙でな…みていろ!
宮崎県農民連は、二〇〇六年度分の消費税申告を終え、百二十一人が消費税を納めました。そのうち、半数近くの会員が所得税ゼロでした。
赤字経営にも容赦のない消費税にみんな怒っているなかで、安倍内閣は「夏の参議院選挙のあとに、本格的に消費税増税を検討する」と発言しています。
今年は選挙の年です。私たちの要求をしっかり受けとめてくれる候補者に投票しましょう。
(宮崎県連ニュースから)
(新聞「農民」2007.4.16付)
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