農のこころ丸山美紗夫
土に書く肥料の目方春立てり 吉田美代子 俳誌『白炎』から。暦の上ではまだ寒い日だが、二月四日ごろが立春である。作付けの計画によって、どの作物にはどの位の肥料を撒(ま)くのか、前年の作柄や経験をふまえての「土に書く」であろう。耕す前に畑の面積に応じた施肥量を記している姿がとても面白い。積みあげてきた農の知恵と技の一つが感じられる。
(新聞「農民」2007.2.12付)
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[2007年2月]
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