「農民」記事データベース20070212-767-06

農のこころ

丸山美紗夫


 土に書く肥料の目方春立てり

           吉田美代子

 俳誌『白炎』から。暦の上ではまだ寒い日だが、二月四日ごろが立春である。作付けの計画によって、どの作物にはどの位の肥料を撒(ま)くのか、前年の作柄や経験をふまえての「土に書く」であろう。耕す前に畑の面積に応じた施肥量を記している姿がとても面白い。積みあげてきた農の知恵と技の一つが感じられる。

(新聞「農民」2007.2.12付)
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2007年2月

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