改悪手続き法いらない
改悪教基法の具体化許さぬ
残業代ゼロ反対
通常国会に向けて
労組・民主団体が請願デモ
第百六十六通常国会が始まりました。会期は、一月二十五日から六月二十三日までの百五十日間。安倍内閣の支持率が急落するなか、不透明な事務所経費をめぐる「政治とカネ」の問題をはじめ、平和・憲法にとっても、国民の暮らしにとっても、重要な国会となります。また、今年は春にいっせい地方選挙、七月には参議院選挙という二つの全国的な選挙が行われます。
開会当日には、「改憲手続き法はいらない」「残業代ゼロは反対」「改悪教育基本法の具体化は許さないぞ」と、「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会や中央社会保障推進協議会、安保破棄中央実行委員会に参加する労働組合や民主団体から三百人余りが参加。のぼり旗やスローガンを書いた横断幕を掲げて、国会にむけて請願デモを行いました。(写真〈写真はありません〉)
憲法反対共同センターが交流会
二十六日には、憲法改悪反対共同センターが、改憲手続き法を阻止しようと「憲法闘争の前進をめざす団体と地方・地域の交流会」を東京都内で開きました。全労連の今井文夫さんが、いま全国に三百二十ある地方・地域センターがすべての市町村をカバーできるよう運動を広げ、安倍首相や自民・公明両党による五月三日の憲法記念日までに改憲手続き法を成立させようというねらいをなんとしても阻止し、憲法を守る過半数署名をめざしてがんばろうと、訴えました。
茨城県で農林水産九条の会準備会ひらく
茨城県内の農林水産業にかかわる農民や漁民、研究者など、多彩な人たちが呼びかけ人となって、『茨城農林水産九条の会(仮称)』を立ち上げようと、準備を進めています。一月十一日には、二回目の準備会が開かれました。
前回(十一月)は、茨城平和委員会の伊達郷右衛門さんが講演し、参加した十二人が呼びかけ人になりましたが、今回も新たに参加した十二人が呼びかけ人に加わりました。
「準備会の中でも、戦争体験のある人から、話を聞くことを大切にしよう」と話し合われたことを受けて、この日は、龍ケ崎市の大野清さん(元農業委員・元漁協組合長)から、シベリアに抑留された体験と農業、憲法へのおもいを聞きました。(写真〈写真はありません〉)
今後、何度か準備会を開くなかで、もっと多様な参加者を広げ、その知恵と力を集めながら、九条の会を結成していこうと話し合いました。
(茨城農民連 村田深)
(新聞「農民」2007.2.12付)
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