「農民」記事データベース20070205-766-05

改悪教基法の具体化阻止へ運動強化を

各界連絡会が交流集会


 教育基本法改悪を許さない各界連絡会と教育基本法全国ネットワークは一月二十二日、東京都内で「歴史的運動の発展に確信をもって、あらたなたたかいを」と、教育基本法改悪を許さないたたかいのまとめ・交流会を開き、百十人が参加しました。(写真〈写真はありません〉

 あいさつに立った全労連の坂内三夫議長は「今日の交流集会は、教育基本法のたたかいを総括するだけにとどめるのではなく、安倍首相から憲法を変えると挑戦状を突きつけられているもとで、二十五日から始まる国会で改憲手続き法案をどう阻止するのか、教育基本法が改悪強行された悔しさを憲法を守る運動につなげよう」と呼びかけました。

 全日本教職員組合の東森英男書記長が、教育基本法改悪阻止闘争のまとめを行い、今度のたたかいに向けて、(1)憲法改悪阻止で民主的な教育への展望も切り開こう(2)全国いっせい学力テストや学校選択制など、改悪教育基本法のねらいを具体的に打ち破ろう(3)共同をさらに広げ、地域をはじめ教育共同組織の確立、強化を進めよう、と提起しました。

 参加者から「良心をかけたたたかいだった。改悪に手をかした政党は決して許さない。参院選挙に向けて、そういうたたかいにしたい」(埼玉県教職員組合)、「いじめ体験を涙を流しながら話してくれた高校生、はじめてビラを配布した大学生。この経験は今後のたたかいの力に必ずなっていく」(民青同盟)、「改悪強行されても職場の仲間は落胆していない。そう簡単に具体化はさせない。そのために組織を大きくしたい」(東京都教職員組合)、「この取り組みでたくさんのドラマが生まれ、子育て世代のお母さんががんばり成長した」(新婦人)など、意気高く発言。農民連の石黒昌孝事務局次長も、九条田んぼやキャラバンなどの取り組みを紹介し、憲法を守るたたかいに向けた決意を述べました。

(新聞「農民」2007.2.5付)
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2007年2月

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