会員・読者拡大 春の大運動各地の取り組み出足早く「食糧主権の確立をめざし、地域で農業と農山村を再生する運動を広げ、強固な農民連をつくろう」をスローガンに開かれた農民連第十七回定期大会。大会参加者を先頭に、出足はやく、いま全国各地で会員と新聞「農民」の読者拡大に取り組んでいます。
退会者に声かけて青森県連は、定期大会の期間中も留守を預かっている仲間が奮闘。津軽農民組合では、退会者に声をかけ、元会員の読者が再加入し、新たに二人が読者に。大分県連の阿南勝也事務局長は「消費者が本気になって自給率を上げることを考えないと大変なことになる。農と食を守る新聞をぜひ」と、米産直に参加している消費者に呼びかけて三人が購読を約束。 奈良県連北和センターでは、大会から帰った翌日、山間部の公民館で「なんでも勉強会」を開催。寒い夜にもかかわらず、新聞折り込みの案内チラシを見た農家が十一人参加。そのほとんどが、今まで「米の所得標準表」をもとに役場で申告していた人たちです。「標準表が廃止される今年こそ、農民連の税金ノートを使い、農家に有利な申告で節税しよう」との訴えに、七人が組合に加入。 中和センターから大会に参加したSさんは、センター総会で「全国から集まった仲間の発言や情熱をみて、農民連の組織は大きく飛躍することを確信した」と報告。そして、菊を生産している若い後継者で高い税金に悩んでいるHさんに「農民連に入って一緒に確定申告を」と呼びかけ、入会してもらっています。
“3人以上”の提起に熊本県連の嶋田芳郎事務局長は、定期大会での「すべての参加者が三人以上の読者を増やそう」との提起に応えて、さっそく産直で結びついている消費者に呼びかけ、読者二人を増やしました。千葉県連は、二月二十日の県連大会めざし、決めた目標をやりあげようと呼びかけています。大会で発言した竹尾忠雄さんは、土地改良区理事長と直売所を手伝っている人に勧めて読者を増やし、大会中、事務所を預かったTさんも「大会成功に貢献したい」と、新婦人の会員に訴えて拡大しています。
確定申告相談会で島根県連は、大会直後の十九日、税金運動や体制を話し合い、大会に参加したTさんが読者一人を増やしています。瑞穂農民連も「百人の読者を持つ組織になろう」と、二十カ所以上での「税金申告なんでも相談会」の計画を決定。長谷川敏郎会長も読者を一人拡大。新たに常任委員となった岩手県連の久保田みき子さんは、二十六日に花巻市で開く学習会のお誘いをしながら読者を拡大。七十三歳の女性に、千葉県酒々井町の記事が掲載された新聞「農民」新年号を紹介したところ、女性たちの笑顔に「こういうのはホットする」といって購読を約束しています。
税金学習や栽培交流会をやろう茨城農民連青年部総会茨城農民連の青年部は、昨年末、二年ぶりの総会を開きました。〇七年の活動として、恒例の田植え・稲刈り、総会&望年会のほかに、各種イベントでの農産物販売を数回とりくむこと、また税金学習会や栽培交流会を行うことを決め、内容については要望を聞きながら具体化することにしました。 総会終了後には望年会(写真〈写真はありません〉)。メニューは恒例の石狩鍋で、部員たちが食材を持ち寄りましたが、鮭が輸入物しかなかったので、ブリとドンコの“石狩鍋もどき”に。新しく部長になった保田宗忠さんの音頭で乾杯をして、鯉渕学園農業栄養専門学校の学生も交えて、大いに語り合いました。 (茨城農民連 村田深)
(新聞「農民」2007.2.5付)
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[2007年2月]
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