品目横断対策の嵐に抗して、
助け合い農業・農村守る先頭に
第17回定期大会で会長に選ばれた白石淳一さんが抱負
新しい会長になった白石淳一さん(59)は、一九四七年、北海道生まれ。二十代から農民運動に参加し、全日農道連青年部事務局長、道連書記局長を歴任。現在も、道連委員長や岩見沢市農業委員を務め、また現役の農家として、息子の陽一さんと一緒に米やタマネギを生産しています。
私が、農民運動を志したきっかけは「自ら選んだ農業という職業を守り発展させるには、一人だけではダメ。農業を続けようとしている多くの農民の仲間とともに考え、行動することが必要だ」との思いからです。
以来、多くの地域を回り、農業・食料を守るための様々な工夫や地域に根ざした努力を目のあたりにし、このことを力に農業を守る運動に全力を挙げてきました。
いま、農業経営を取り巻く状況は、たいへん厳しいものがあります。しかし、大会での元気な発言におおいに励まされました。品目横断対策で農家を分断するのではなく、大きい農家も小さな農家も、専業も兼業も、力をあわせて助け合って農業・農村を守っていくことに、おおいに取り組んでいきたい。
(新聞「農民」2007.2.5付)
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