埼玉県深谷市 食業を考える会首都圏百貨店で野菜販売農の視点から食を考える農家グループ農家の視点から食の問題を考えるグループを作り、その活動を行政が支援する取り組みが生まれています。深谷ネギに代表される全国有数の野菜の産地、埼玉県深谷市の農家グループが、県の支援を受けて深谷の野菜を都内で販売しています。
農家11人中心に4団体が結成「自然の恵みを生かした土づくりにこだわっています。見栄えでなく、本当の味を知ってもらいたい。冬でも柔らかく、おいしい深谷ネギを味わってください」。冬場のネギの出荷で忙しい福島政治さん(52)もグループの一人。利根川の肥よくな土地を生かし、野菜作りに適した深谷市で、農の視点から食を考え、日本の食の将来のために行動を起こそうと、農家十一人が中心になり、農業や環境を考える四団体で二〇〇五年二月、食業を考える会を結成しました。 食にかかわる仕事――「食業」に携わる人々が、生産から販売までの理想の流通システムや機能性の研究成果を消費者や流通業者に伝え、国内農業への理解を深めてもらうのがねらい。農家を中心に農協職員、料理店などが(1)食業に関する研究(2)農から食への情報発信(3)農産物の販売などの事業をめざしています。
消費者には“鮮度いい産地物”
その活動の一環として〇六年十一月に始まったのが、小田急百貨店新宿店など首都圏の五つの百貨店で、深谷の野菜を店頭販売する取り組みです。店舗販売に全面的に協力しているのは、全国に青果店舗を展開する株式会社九州屋。新宿店の小枝龍二店長は「農家の熱い思いを消費者に伝えたい」と理由を語ります。 |
[2007年2月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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