農民の救済に命を捧げた田中正造を偲び大行進力合わせ自然を守ろう、大増税や憲法改悪に反対
貸し切り列車も出し千人が参加茨城・古河足尾鉱毒とたたかい、農民の救済に命を捧げた田中正造の遺徳を偲(しの)び、渡良瀬の自然と環境を守る大行進(写真〈写真はありません〉)が十一月五日、茨城県古河市で行われました。同行進は、足尾鉱毒被害で水没した谷中村廃村百年を記念した行事。主催は、全労連・全国一般東京地方本部、「田中正造を後世に伝える会」や環境保護団体などで構成する実行委員会。 近隣市町村をはじめ、関東各県、新潟県の旧山古志村などから千人を超える参加者が集結。東京からの参加者は上野駅発の貸し切り列車「正造号」に乗り込んで、JR古河駅に降り立ちました。 古河駅前に「農民救済」「租税免除」ののぼり旗が立ち並ぶなか、出発式が行われました。各弁士は「格差社会のなか、農民も自営業者も大変な生活を強いられている。労働者、自営業者、農民らが力を合わせて行動を起こそう」「人間を守るための大行進。消費税増税、憲法改悪に反対し、日本の未来を守ろう」と熱弁をふるいました。 「文明と自然の共生のため生命を賭(と)してたたかった田中正造の不滅の偉業とその精神を後世に伝えよう」とのアピールを採択。参加者は、地元小学生の鼓笛隊の演奏に導かれながら、田中正造、内村鑑三、農民などの仮装集団とともに、渡良瀬川堤防まで行進しました。 (新聞「農民」2006.11.27付)
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[2006年11月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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