「農民」記事データベース20061120-757-07

食べものに薬効あり

橋本紀代子


もっと食べたいレンコン

 喘息(ぜんそく)のお子さんに、藁(わら)をもつかむ思いで飲ませたレンコン湯。発作が起きなくなったと、うれしい便りが届きました。普段の食卓に、もっと取り入れたいですね。

 レンコン湯のつくり方をご紹介しましょう。一日二回、あるいは寝る前に飲みます。

 (1)レンコンのおろし汁約三十ミリリットルにショウガのおろし汁を一〜二滴加え、ハチミツ、しょうゆ、塩などで好みの味をつけます。

 (2)そこにクズ粉小さじ一杯強を入れ、よく練り、百五十ミリリットルの熱湯を加え、手早く透明になるまでかきまぜます。

 レンコン入りのおかゆは、体が丈夫になり、気持ちがさわやかになる薬膳(やくぜん)料理です。

 また、レンコンジュースは痔(じ)の特効薬。レンコン五十〜百グラムをジュースにし、ショウガ汁やハチミツで飲みやすくします。胃潰瘍(かいよう)、十二指腸潰瘍、二日酔いや疲労回復にも役立ちます。

 レンコンには神経の興奮をしずめる働きもあるので、ストレスやイライラが原因の高血圧に効果があります。肌をきれいにするビタミンCが非常に多く、ネバネバのもとで強壮作用のあるムチン、便秘に役立つ食物繊維も豊富です。

(新聞「農民」2006.11.20付)
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2006年11月

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