教基法改悪案は廃案に採決強行の緊迫した情勢下“人間の鎖”で国会包囲
教育基本法改悪案をめぐって、自民・公明の与党が衆議院での委員会採決“強行”をねらうなど、緊迫した情勢のもと、十一月八日には、農民連も参加して二千三百人が手をつなぎ、キャンドルに灯りをともして「ヒューマン・チェーン(人間の鎖)」で国会を取り囲み、“採決の強行許すな! 改悪案は廃案に!”とアピールしました。(写真〈写真はありません〉) これは、「教育基本法全国ネットワーク」や「許すな! 憲法改悪市民連絡会」、「子どもと教科書全国ネット21」など六つの市民団体が呼びかけ人を募り、千人以上の賛同で取り組まれたものです。 青森・八戸市で開かれた政府のタウンミーティングの「やらせ質問」で世論操作した問題が日本共産党の国会議員によって暴露されるなど、“政府に教育を語る資格があるのか”と怒りの声があがっています。 教育基本法改悪をはじめ、改憲手続き法案、少年法改悪案などに反対する市民、弁護士、高校教員、元校長、労働組合役員など、次々にマイクをにぎり国会に向かってリレー・トーク。そのたびに参加者は、「そうだ!」「がんばろう!」の声で応えていました。 呼びかけ人の一人、小森陽一さん(東京大学教授)は、「いじめ自殺や高校の未修科目の問題など、いま問われているのは、基本法がまともに教育現場で行われてこなかったこと。改悪してすむ話ではない。廃案にむけ全力をあげよう」と訴えました。
(新聞「農民」2006.11.20付)
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[2006年11月]
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