枝豆収穫祭福岡・みのう農民組合
納豆カレーに長〜い列枝豆ご飯や作り方講座も十月八日、福岡・うきは市浮羽町の清水寺に、九十二歳のお年寄りから赤ちゃんまで百五十人が集い、「枝豆収穫祭」が開かれました。今回のサプライズ企画は「納豆カレー」。納豆は、地元朝羽高校の生徒たちによる手づくり納豆です。カレーのよい香りが漂ってくると、ご飯に納豆をかけ、カレーなべの前に長〜い列が。(写真〈写真はありません〉)テーブルの上には、巨峰や梨、ゆでたピーナツと、お釜で炊いた枝豆ご飯。「わぁ〜、どれもこれもおいしそうだけど、もうおなかに入ら〜ん」と悲鳴の声も聞かれました。 久留米市から参加した産直の会の人は、「枝豆がどんなふうになっているのかよ〜く分かった」と。また、「納豆の作り方を教えて」というたくさんの声にこたえて、田中保明さんの「納豆講座」も開かれました。 RKB毎日放送の“今日感(きょうかん)テレビ”の番組で紹介され、みのう農民組合の佐々木督文書記長が大豆畑トラストの話を、また料理家の上村節子さんが“枝豆みそチャーハン”を作りました。 また小郡市にあるスタジオマグピーというケーブルテレビ製作会社も取材。大豆畑トラスト会員第一号の石田真奈美さんは、「一口四千円に見合ったものをもらおうというのでなく、遺伝子組み換えでない作物を一緒に作り守っていこう、農家を支えていこうというのが大事」と力強く訴えていました。 遺伝子組み換えでない大豆を求める声は大きく、大豆畑トラストがさらに広まればと思っています。 (みのう農民組合 金子徳子)
循環型有機農業を学ぶ千葉・我孫子 「農の会」が現地研究会農民連に団体加盟する農の会(柳下登会長)は十月十四日、「地域資源を活用した循環型有機農業を学ぶ」と題して、千葉県我孫子市で現地研究会を開き、約五十人が参加しました(写真〈写真はありません〉)。同市で、生ゴミたい肥で栽培した無農薬野菜を宅配している玉根康徳さんから話を聞くとともに、EM菌を活用した生ゴミリサイクルを推進している自然農法国際研究開発センター関東地区普及所の実験ほ場を見学しました。野菜を消費者に直接届けている玉根さんは、合わせてEM菌や米ヌカなどで作ったボカシ肥料を各家庭に配布。消費者はそれと家庭で出る生ゴミを混ぜてたい肥のもとを作ります。これをまた玉根さんが回収し、もみがらの炭などと混ぜて畑に施すのです。「微生物の働きで生ゴミのいやなにおいが消える」「『味がいい』『日持ちがする』と野菜も好評」「土作りの大切さを伝えているので異物の混入はない」と、産消提携でつくりあげた循環型有機農業の手ごたえを語りました。 自然農法センターの実験ほ場では、畝に牧草を生やして害虫を防除する草生栽培の畑などを視察。また、玉根さんが開設している市民農園の様子も見聞しました。 現地研究会に参加した千葉県農民連青年部の竹尾謙一さんは「地域で循環型の流れをつくるうえで参考になった」と語っていました。
(新聞「農民」2006.11.6付)
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[2006年11月]
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