価格保障、品目横断対策などで
JA八王子とJA町田の
組合長と東京農民連が懇談
関連/食品分析センター募金者氏名
東京農民連は十月十八日、JA八王子(写真〈写真はありません〉)とJA町田を訪ね、各組合長と懇談しました。
懇談のなかで田中山五郎会長は、来年度の東京都予算に対する十九項目の要望書について説明。これに対してJA八王子の石井多門組合長は、「野菜をつくっても税金を納められる農家は少ない。いまの政治では遊休農地は減らないし、後継者も生まれない。価格保障で若い人が希望の持てる農業が必要だ」。またJA町田の河合勗(つとむ)組合長も「品目横断対策では四ヘクタールに満たなくても助成して、農業収入で生活ができるようにしてほしい。農民連の要求はそのとおりで賛成」と、基本的に要求が一致。東京の農業振興のために力を合わせることで合意しました。JA八王子では、新聞「農民」を購読してくれることになりました。
来年度予算で都と要求交渉 東京農民連
翌十九日には、東京都農林水産部と来年度予算について要求交渉を行いました。はじめに、今年度中に策定が予定されている「新しい農業振興プラン」では、農家数や生産量などの目標値引き下げではなく、引き上げてそれにふさわしい農業予算の増額を求めました。都側からは「目標値は横ばいに設定したい。品目横断対策は少量多品目の東京の農業にはなじまないので、国に要望していく」との回答がありました。
そのほか、生産緑地の追加指定では「指定基準の緩和を国に要望する」、個人直売所への支援は「まとまっていれば助成できる」、米軍横田基地隣接の多摩開墾地は「軍民共用は考えておらず、優良農地として活用する」、ハクビシン対策は「捕獲支援事業を行っていく」など、前向きな答弁がありました。
(東京農民連 斉藤 勇)
食品分析センター募金者氏名(敬称略)
10月1日〜18日
北海道=白石淳一、青森=安藤清美、秋田=鈴木勇、福島=大槻重吉、八巻洋一、八巻ヨリ子、阿部哲也、服部崇、菅野智、菅野泰伸、千葉=園山満也、東京=藤田イツ子、白木原暁子ほか、新婦人八王子のぎく班、石黒昌孝、〓(※)原千佐子、神奈川=赤沼肇、本間正、新潟=石井亜弥子、京都=新婦人京都府本部事務所、兵庫=福本典子、鹿児島=丸野武人、沖縄=大城正市
※〓は、「萩」の人名異体字、「くさかんむり」/穐。
(新聞「農民」2006.11.6付)
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