「農民」記事データベース20060925-749-09

食べものに薬効あり

橋本紀代子


シイタケでめざせ、長寿

 採れたてのシイタケを網焼きし、そのまま食べると素材のおいしさを感じます。しょうゆやレモン汁をちょっとかけて食べるのも好きな食べ方です。

 シイタケにはエルゴステロールという物質が豊富に含まれています。これは、紫外線に当たるとビタミンD2に変化し、骨の形成を助け、骨粗しょう症などの予防に役立ちます。

 また、シイタケには、血液の中のコレステロールをきれいに掃除する成分が多く、動脈硬化、高血圧、狭心症、心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞、糖尿病などを予防し、老化を防ぎます。

 日本の民間療法では昔から、キノコ類は、がんの薬とされていました。シイタケを毎日食べている人は、がんになりにくく、長生きしている人が多いという調査結果もあります。その他、せきを止める、痰(たん)を切る、カゼをひかなくなる、夏バテを防止するなどの働きが知られています。

 日本人の女性の平均寿命は二〇〇四年で八五・五九歳と世界一。アメリカの女性たちは、長生きでしかもスタイルがよい日本の女性にせん望のまなざしを向け、今やシイタケブームが起こっているそうです。

(新聞「農民」2006.9.25付)
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2006年9月

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