おいしさ百倍旬の味直売所「旬の味・シンフォニー」に流れる歌
宮城県大崎市 兼業農家・福原やす子さん作詞♪自然の恵み、旬の味おいしさ百倍、旬の味…軽快なテンポに合わせて透きとおった女性の声が歌います。「おいしさ百倍旬の味!」は、宮城県大崎市の兼業農家、福原やす子さん(47)が作詞し、岩沼市の作曲家、小林康浩さん(37)に依頼して曲をつけてもらった歌。自らCDにして、福原さんが出荷する直売所「旬の味・シンフォニー」で流しており、販売もしています。 「♪コゴミにワラビ、タケノコ、ゼンマイ、つぼみ菜、アスパラ、春の薫り…」というように、季節の野菜などを紹介。「スーパーなどでは季節に関係なく野菜が出回っていますが、無理して苦労して作った野菜を食べるよりも、作る方も食べる方も、季節に合ったものを作り、食べていきませんか、との思いで創作しました」と福原さん。「暑い盛りのトマトの方が栄養価も高いし、本当のおいしさを実感できますよ」と呼びかけます。 直売所「シンフォニー」に出荷する農家は現在、三十三人で、七年目を迎えました。「小さな直売所ですが和気あいあいで、売り上げは右肩上がり」、住宅街にあって、子どもや孫を連れたお客さんがよく訪れるそうです。 田んぼ二・五ヘクタール、畑二十五アールを耕作する福原さん。でも、「ここ数年は、今年も作り続けられるだろうかと悩みながらの稲作です。生きていくうえで大切な食べ物の生産にかかわる喜びを感じながら、やっていけない現実と向き合わなければなりません」とつぶやきます。「最近、食育が盛んに言われますが、ものを作る農家の姿が身近に見えることが一番の食育ですよね」とも。 もう十年来の新聞「農民」の読者です。「『農業はもう…』と落ち込んでしまう時、励ましてくれます。厳しい情勢ですが、本当のことがわかる『農民』を頼りにしています」と語ってくれました。 CDは三百円。問い合わせはTel070(6613)7727(福原さん)へ。
(新聞「農民」2006.9.18付)
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[2006年9月]
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