憲法改悪
阻止にむけ手抜いたら大変
共同センター交流決起集会 “9条守れ”報告多彩に
「私たちは今まで憲法九条に守られてきた。今度は、私たちが九条を守る番だ」――秋のたたかいを前に、憲法改悪反対共同センターは九月二日、都内で「国民投票法案阻止、憲法闘争の飛躍をめざす第四回憲法全国交流決起集会」を開き、全国から四百十四人が参加、十七人が多彩な各地の取り組みを報告しました。
折しも前日には、改憲と教育基本法改悪を政権構想の柱にした安倍晋三官房長官が自民党総裁選挙に立候補を表明。秋の臨時国会では、国民投票法案=改憲手続き法案と教育基本法改悪案を阻止するかどうか、真正面からのたたかいになるだけに、各地の報告を受けて「住民過半数署名めざして草の根の力を今こそ」と、熱気に包まれました。
集会では、日本共産党の笠井亮衆議院議員が国会報告し、自由法曹団の坂本修団長が「国民投票法案の危険な内容を読み解く」と題して講演(写真〈写真はありません〉)。「法案の中身はあまりにもひどい。阻止にむけて手をぬいたら大変なしっぺ返しになる」と述べ、「勝利できるかは私たちの運動にかかっている」と呼びかけました。
大阪・西淀区の共同センターが、毎月の「9の日宣伝」や月一回の全戸ローラー署名活動を報告。「歴史的な大闘争を言葉どおりに実行しよう」と決意を述べました。また北海道の新日本婦人の会は、イラクに最初に派兵された自衛隊のある旭川での取り組みを紹介。「一万筆の署名目標に向け、『憲法おしゃべり小組』に出前講師に出かけ、中心街で署名活動を行い、若い会員さんから『またやりたい』との声があがっている」と報告しました。
最後に、参加者全員で、「私たちは、憲法の破壊につながる国民投票法案、教育基本法改悪案の成立を阻止するとともに、平和憲法を守り生かす運動を飛躍的に発展させるために全力をあげます」との「緊急アピール」を確認しました。
(新聞「農民」2006.9.18付)
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