これからも活躍を期待します
さらに大きな役割を新日本婦人の会 高田公子会長十年ひと昔と申しますが、十年前の三月に成増で鍬(くわ)入れ式を行ったことを、きのうのように思い出します。分析センターが設立されたことで、最も得をしたのは、私たち消費者、なかでも新婦人ではなかったかと改めて感じています。忘れられないのは、横浜の中学校に設置された自動販売機のパンが、一カ月も腐らないというので、分析センターで調べると、殺虫剤が出てきて、びっくりしました。私たちは、迫力を持って交渉して、自販機を撤去させることができました。 ベビーフードに入っている中国産ホウレンソウから残留農薬が出てきたときも、赤ちゃんの命のもとであるベビーフードにどうして残留農薬がと、和光堂へ突きつけました。以後、国産のホウレンソウ、それも自分たちが有機だと認定できるホウレンソウに切り替えました。ごく最近も、一切残留農薬は出ていないということで、運動してよかったと思います。 私たち運動体の強み、「事実ほど強いものはない」と感じています。安全・安心な物を食べる運動を広げるうえで、分析センターは大きな役割を果たしてきたし、さらに大きく発揮されることを期待しています。
消費者運動の力に日本消費者連盟 水原博子事務局長食品分析センターの分析結果を私たちの情報誌「消費者リポート」で紹介してきました。分析のすべてが私たち消費者に問題を提起していると感じています。日本消費者連盟は発足して三十七年になります。発足当初から分析センターを作りたいという願いを持っていましたが、今日まで叶えられていません。 農民連食品分析センターには、消費者運動に欠けている分析という機動力を発揮してもらい、食の安全を守る運動で連携しながら、大いに力になってほしいと思います。
1996年〜2006年 分析センターの歩み
(新聞「農民」2006.9.11付)
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[2006年9月]
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