「農民」記事データベース20060911-747-04

農のこころ

丸山美沙夫


 稲は穂におのれの重さ輝かす

           雨宮 抱星

 俳誌『草林』から。稲の穂が出揃い、日一日と稔の秋を迎えてゆく。ずっしりと穂首を垂れ、色づいた景の美しさは、日本の農業と農村を代表する現風景とも言えようか。減反、低米価のもとで、安心してコメ作りができなくなっている。この句「おのれの重さ輝かす」に、励まされる力づよさ、感動が伝わってくる。

(新聞「農民」2006.9.11付)
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2006年9月

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