「農民」記事データベース20060904-746-03

“食糧主権”よくわかった

岡山県農民連

関連/「品目横断対策」の学習会に70人


真嶋副会長を招いて学習会

 岡山県農民連は、八月二十日、農民連副会長の真嶋良孝さんを講師に、「世界の農業を取り巻く情勢と食糧主権」について学習会を開催しました(写真〈写真はありません〉)。会場は、合併して新しい町になった吉備中央町。全県から組合員さんなど三十七人が参加しました。

 坪井貞夫県連会長のあいさつの後、真嶋さんの講演があり、解明される世界の農業情勢の話に、熱心にメモを取ったり相づちを打ったり、“あっという間”の一時間半でした。ある組合員さんは、「良い話が聞けた。農業だけで生きてきて八十歳になったが、農業を守るために何をすればいいのか?」と質問し、みんなで考える場面もありました。

 また、会場で新聞「農民」の読者が一人増えました。この間の会員や新聞「農民」の拡大の教訓なども紹介され、「農業を守るために、農民連組織の拡大を」と、黒岡秀幸副会長が最後に訴えました。県連は、二カ月に一回の割合で学習会を開催していますが、秋には“足で学ぶ”学習会も計画していきます。

(岡山県農民連 橋本潤)


「品目横断対策」の学習会に70人

3カ所で兵庫農民連

 兵庫農民連は、農民連の笹渡義夫事務局長を講師に、七月十五日に上郡町と多可町で、十六日は豊岡市で学習会を行い、七十人余りが参加しました。

 「『品目横断対策』の問題点をさぐり、対応を考える」と題して報告した笹渡さん。「誰のため、何のための品目横断か」と述べ、財界が要求した「戦後農政の最終決算」であり、農地制度、農協解体と一連のものだと指摘。そして認定される人もされない人も、地域の生産と農地を守ることを最優先にした共同の取り組みが大事だと呼びかけました。

 質疑応答では、上郡の二十五ヘクタールの認定農家が、「十ヘクタールも減反に協力してきたのに、大豆、小麦の過去の実績がないだけで対象外とは知らなかった」と怒りの発言。豊岡の五ヘクタールの農家は、「品目横断に乗るかどうか迷っている。今日の話を参考にしたい」と語っていました。

(兵庫農民連 上野信行)

(新聞「農民」2006.9.4付)
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2006年9月

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