「田んぼでごはん教室」日米連ごはん食のよさ勉強してネ米屋さんが親子連れと米のふるさと訪問「お米は文字通り、農家が八十八回の手をかけてみなさんの口に届きます」―。日本米穀小売商業組合連合会(日米連)は八月二十二日、「田んぼでごはんパワー教室」を開催。首都圏のお米屋さんが親子連れと山梨・梨北農協を訪れ、米の生産現場を見学しました。
稲穂が伸びた水田やカントリーエレベーター、低温倉庫を訪問。カントリーのてっぺんまで登った、東京・品川区の小学四年生、見須湧介くんは「一面の田んぼや川、鳥も見えてすごくいい眺めだった」と喜びます。母親の千英子さんは「子どもにもっと自然の中での体験をさせてやりたい」と参加しました。
行き帰りバスで米講義や試験も「ごはん教室」は昨年から始まり、今年は十五台のバスで約八百人が参加。行き帰りのバスでは講義や試験も行われ、参加した子どもたちには「ジュニアお米マイスター」の認定証とバッジも手渡されます。米に関する幅広い知識を持ち、産地の情報を正しく伝えられるお米屋さんを「お米マイスター」に認定している日米連。お米屋さんの専門店としての能力向上を図るねらいです。 同教室はこれを一歩進めて、育ちざかりの子どもや親に産地へ足を運んでもらい、理解を深めてもらおうというもの。「米のふるさとを訪ねながらごはん食のよさを勉強して食生活に生かしてください。また、この機会を通じて街の米屋をひいきにしてほしい」と、日米連の長谷部喜通理事長。 品川区のお米屋さん「こくぼ」の小久保光治さんは「米ほど日本人の食生活に合った作物はない。消費の減退がいわれますが、量販店にはまねできない、米屋でこそできることがいっぱいあります」と話していました。
(新聞「農民」2006.9.4付)
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[2006年9月]
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