“甘〜い”“いい匂い”歓声
千葉・多古町旬の味産直センター
ブルーベリー祭り
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手づくりジャム、おいしいお菓子に
子どももおとなも大満足
千葉・多古町旬の味産直センター「しんのみくうかん」の、この春最大のイベントは、六月二十四日におこなわれた「ブルーベリー祭り」です。三年前に「しんのみくうかん」の周辺の畑に植えた苗木が育ち、収穫期を迎えたことから今年初めて企画されました。
当日は四十人近くが参加。残念なことに、長く続いた日照不足のせいで、収穫できるブルーベリーはごくわずか。それでも、木の陰に隠れている青く色づいたブルーベリーを口に放りこんでは「甘〜い!」と歓声をあげていました。(写真〈写真はありません〉)
少なかったブルーベリー摘みのかわりに、大きく育ったトウモロコシ畑でトウモロコシ狩り。初夏の強烈な日がさす畑で、親子で大声をあげながら何本ものトウモロコシを手にしていました。
「しんのみくうかん」にもどると、この日のもうひとつのイベント、「ブルーベリージャムづくり」と「スコーンづくり」が待っています。ジャムにするためのブルーベリーは、事前に少しずつ摘んで冷凍にして準備してあったので大丈夫です。「甘〜い、いい匂(にお)いがするねえ」「ジャムって、こんなに簡単にできるんだね」――手づくりジャムとおいしいお菓子に、子どももおとなも大満足でした。
(多古町旬の味産直センター 矢吹紀人)
埼玉・春日部楽農倶楽部
埼玉・春日部楽農倶楽部は六月二十一日、春日部市の高橋晃会長の畑で大豆の種まきをしました(写真〈写真はありません〉)。種まきの援農に参加したのは会員の奈須和子さん、阿部正巳さん、会員外の高橋しげ子さん。三人とも東京・足立区在住の七十歳代。奈須さん、高橋さんは一人暮らしです。
高橋さんは「春日部に行くのが楽しみ。空気が澄んでいて、畑の土がやわらかく、気分がよくなります。自分で作ったお弁当をみんなで食べるのも楽しみ」と目を輝かせます。奈須さんは「コンクリート道路を三十分も歩くと椎間板(ついかんばん)ヘルニアのために腰が痛くなりますが、畑を歩いても痛くならない」と言います。「昼間一人でテレビを見ている生活よりも、農作業を手伝い、農家の方に喜ばれるのがうれしい」と二人は話しています。
会長の奥さんの勝子さんから大豆の種まきの手順を教えてもらい、約二時間ほどでまき終わりました。
(春日部楽農倶楽部 西村正昭)
(新聞「農民」2006.7.31付)
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