「農民」記事データベース20060724-741-09

東ティモールのエゴ・レモスさん

静岡県の農業青年と交流


バーベキューに田植えに
人の心を動かす歌を披露

 ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域会議出席のため来日した東ティモールの「持続可能な農業ネットワーク」(HASATIL)のリーダー、エゴ・レモスさんは、地域会議終了後も音楽活動のために日本に滞在し、北海道、東京、名古屋、大阪でコンサートを催しました。彼の歌には祖国と地域の伝統、そこに息づく農業を愛するメッセージが込められ、聴く人の心を動かす強さがあります。各地のコンサートでファンがだいぶ増えたようです。

 そんな忙しいスケジュールの中、六月七〜十一日まで静岡を訪れました。九日には県青年部の交流バーベキューに参加。十七人の参加者と一緒に料理をし(写真〈写真はありません〉)、語り合い、最後には歌も披露してくれました。

 独立後も続く東ティモールでのたたかいの話は、多くの人たちを感動させ理解を深める良い機会に。東ティモールについて知らなかった参加者も、エゴさんとの交流を通して関心が増したと話していました。言葉や文化が違っても心が通い合うというのが実感です。

 翌日には細江農民組合の田植交流会に参加し、百五十人の参加者と田植えや食事を楽しみました。遠くから見ていた子どもたちも積極的にエゴさんに質問。エゴさんは「体験を通して食や農を教える交流会は今までやってなかったので、帰国後に伝えていきたい。多くの子どもたちの参加には感動した」と感想を話していました。

(静岡農民連 杵塚歩)

(新聞「農民」2006.7.24付)
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2006年7月

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