農のこころ丸山美沙夫
稲に追肥むらなく語りかけつつも 吉本 春生 植付け前に元肥を施してある青稲は順調に育っているのだが、肥料が多すぎると倒伏させてしまう。一方肥料が早く切れると収穫量が落ちてしまう。追肥をすべきかどうか、その見極めが大事な時である。夏から秋への天候も肥料の分解に影響を及ぼす。この句は、稲作りに愛情をこめている農の人間像がよく出ている。
訂正 (新聞「農民」2006.7.24付)
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[2006年7月]
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