「農民」記事データベース20060724-741-04

農のこころ

丸山美沙夫


  稲に追肥むらなく語りかけつつも

               吉本 春生

 植付け前に元肥を施してある青稲は順調に育っているのだが、肥料が多すぎると倒伏させてしまう。一方肥料が早く切れると収穫量が落ちてしまう。追肥をすべきかどうか、その見極めが大事な時である。夏から秋への天候も肥料の分解に影響を及ぼす。この句は、稲作りに愛情をこめている農の人間像がよく出ている。

訂正

 前号の作品に誤植がありました。正しくは「杏子売る馴染の婆の声したたか」です。おわびし、訂正します。

(新聞「農民」2006.7.24付)
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2006年7月

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