匝瑳市(千葉)も都市宣言
千葉県の匝瑳(そうさ)市(今年一月に八日市場市と野栄町が合併)は六月二日、「地産地消・食の安全と自給率向上都市宣言」や「米の輸入自由化阻止都市宣言」など七本の宣言をあげました。これらは、市の告示行為として行ったものです。 「地産地消・食の安全と自給率向上都市宣言」は、農業委員会がかねてから要請していたもの。学校給食での地元食材の利用推進など「地産地消の実践が自給率の向上につながる」と指摘するとともに、「生産者と消費者の信頼関係をつくりあげるため、農薬や化学肥料、抗生物質などの使用を抑えた、より安全な農畜産物の生産を推進します」と述べています。 また、「米の輸入自由化阻止都市宣言」は、旧八日市場市がガット・ウルグアイラウンドの決着前にあげたものです。放っておくと合併によって旧市町の宣言がすべて失効してしまうことから、合併協議会で話し合い、新市でも宣言の継続を決めていました。 いずれにせよ、これらの宣言は、市の基盤産業である農業を守るうえで貴重なものです。宣言を生かして、農業振興のさまざまな施策や条例へとつなげていきたいと思っています。 (千葉県農民連 大木伝一郎)
(新聞「農民」2006.7.10付)
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[2006年7月]
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