「農民」記事データベース20060612-735-14

UME COOKING

産地発 梅クッキング

梅料理研究会


 店頭に青梅が並びはじめました。

 今回は、梅料理研究会のレシピから、この青梅を使った梅肉エキスを紹介します。

 青梅を煮詰めて作る梅肉エキスは、古来より民間薬として、食あたり、消化不良、下痢(げり)や便秘、頭痛やめまいなどに効くと珍重されてきました。塩分をまったく含まないので、高血圧や心臓病などで塩分を制限されている人にもお勧めです。

 梅一キロから二十グラムくらいしか取れません。そのままなめたり、水やお湯に溶かしてハチミツなどの甘味を加えて飲みます。一回の使用量は、耳かき一杯程度で十分。


梅肉エキス
 〔材料〕
 青梅(堅いもの)1キロ
 〔つくり方〕
(1)青梅をよく洗ってざるにあけ、一粒ずつヘタをとり布きんでふく。

(2)梅の酸味が金けを嫌うので陶器のおろし器で一粒ずつすりおろす。

(3)(2)を木綿のこし袋に入れ、汁をしっかりしぼり出す。

(4)汁を土鍋かホウロウ鍋で煮る。最初は中火でアクをとりながらこがさないよう注意して、煮詰まったら弱火に。

(5)木杓子(しゃくし)ですうっと筋が引けるくらいの堅さまで煮詰まったら、できあがり。そのままにしておくと、鍋の中でカチカチに固まってしまうので、ビンに移し替える。

(新聞「農民」2006.6.12付)
ライン

2006年6月

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