この人
養鶏農家で地鶏料理も経営農民組合福岡県連会長
森 茂生さん(53)
町民の信頼厚くPTA会長も
福岡県立花町の、のどかな山あいで、養鶏を始めて三十年近く。
卵が中心ですが、自分で配合したえさで自然に育てられた鶏を味わってもらおうと、予約があったときに、地鶏料理店「山姥」(やまんば)を養鶏場の隣に開店。ホタルの季節には、ホタル見学とあわせて、地鶏料理を堪能できます。
客はリピーターが多く、口コミで広がり、知る人ぞ知る“穴場”に。ホタル見物に来た人たちがそのまま地鶏料理に舌鼓を打ちます。
町では、町議会議員を務め、「住民が主人公」の町政づくりに尽力しています。「頼まれると断れなくて」と、今年からはPTA会長も。それだけ町民からは大きな信頼が寄せられています。
昨年十二月のWTO閣僚会議にあわせて行われた香港行動に参加。初めての海外旅行でしたが、アジアの農民との交流で「大いに刺激を受けた」と振り返ります。二月から農民組合福岡県連の会長に就任。激務のなか、新聞「農民」と組合員拡大の先頭に立ちます。
地鶏料理「山姥」 Tel0943(36)0800
(新聞「農民」2006.6.5付)
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