農のこころ丸山美沙夫
種蒔くや土にひかりを雫すごと 和田 伴義 句集『晩菊』から。籾種を苗代に蒔くが、田植機を使用する現在は育苗箱に蒔く。この頃は野菜の種も蒔かれる。「物種蒔く」は、野菜・花の種など種類によって床蒔き・直蒔きなど八十八夜頃まで適期とされてきた。いずれも土に蒔かれるものだが、この句に共通する「ひかりを雫すごと」の見事な表現にあるだろう。
(新聞「農民」2006.6.5付)
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[2006年6月]
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