守ろう生かそう憲法9条9条守れ田植え
宮 城田んぼ周囲にノボリ旗、横断幕宮城食健連(国民の食糧と健康を守る運動宮城県連絡会)は五月二十日、大崎市鳴子温泉にある遊佐顕さんの田んぼで、「九条を守ろう」と紫稲の苗を植えました。晴天のもと、田植えには、米や野菜の産直をしている、仙台市などに住む新婦人の会員親子や農民連の会員ら二十五人が参加(写真上〈写真はありません〉)。裸足になり幼児をおぶって田植えする姿もありました。田んぼのまわりに、「守ろう生かそう、憲法九条」のノボリ旗や横断幕を張り巡らし、まずササニシキの苗を植えてから、「九条を守ろう」の文字にあたる苗を引き抜き、その後に古川農業試験場から取り寄せた紫稲の苗を植え直しました。「秋になれば、紫色の穂の『九条を守ろう』の文字が浮き上がる」と、同食健連の鈴木弥弘事務局長。田んぼ脇は、JR陸羽東線の線路。「秋の収穫が楽しみだ。列車も徐行運転してくれるんじゃないか」と、期待が膨らみます。 同食健連は、昨年から「おにぎりと憲法」をテーマに「草の根から憲法を守り、積極的に生かす世論をつくろう」と活動してきました。今回は、教育基本法改悪案や国民投票法案が国会で審議されている中で、アピールの機会となりました。 宮城農民連の鈴木道夫会長は、「戦前は、農村から多くの農民が兵隊に取られ、地域は疲弊した。いまも自民党農政のもとで農業つぶし、農村つぶしが進められている。都会と農村、人と人の交流を通じて、平和を守り農業・農村を守る運動を広げていきたい」と話します。また、新婦人県本部産直部長の佐々木正子さんは、「農民連のみなさんと米や野菜の産直で、食の安全と農業を守る運動を進めたい。いま、六割の小組で取り組んでいる産直を、すべての小組に広げたい」と決意を述べていました。
岩 手“農業守れ”と宣伝カー田植えに テレビ・地元紙も報道岩手県農民連は十八日、花巻市の久保田彰孝会長宅前の田んぼで、“守ろう生かそう憲法九条”のノボリ旗を十本立て、「九条守れ田植え」を行いました(写真左上〈写真はありません〉)。会長はじめ、花北農民組合の小原昭栄組合長や久保田みき子女性部長も参加。その後、花巻市農村部を宣伝カーでまわり、「憲法守れ、農業守れ」と訴えました。この取り組みは、地元の新聞やテレビでも報道されました。 (岩手県農民連 岡田現三)
富 山戦争する国にさせない子どもが20人参加 生産者・消費者が交流国民の食糧と健康を守る運動富山県連絡会(富山県食健連)は五月二十一日、富山市内で生産者と消費者の田植え交流会を開き、おとな三十人、子ども二十人余りが参加しました。(写真下〈写真はありません〉)小林定雄代表が、「政府は、農業構造改革で農家を切り捨て、憲法を改悪して戦争できる国にしようとしている。戦争にかり出された多くは農民だった。安全な食料と憲法を守ろう」とあいさつ。田んぼを提供した塩原達夫さんも「米は生きていくために必要。日本の農業を守っていきたい」と述べました。 田植えは、田んぼに入ることが「おもしろい」という子やカエルを見つけて喜ぶ子などで大騒ぎ。みんなでもちつきをして、楽しく会食、交流しました。 小学校三年生の女の子は、「みんなでやると楽しいよね」と、きな粉もちを作るのを率先してお手伝い。小林会長からミョウガやアサツキのみそ漬けなどの差し入れも。今年はお父さんたちの参加が多く、説明を熱心に聞いてくれたのが印象的でした。 (富山農民連 多田裕計)
茨 城百里に米軍機いらない平和農園で田植え交流会航空自衛隊百里基地に隣接する百里平和農園(小美玉市)で五月二十日、十三回目の“いざ田植え”が行われ(写真〈写真はありません〉)、青年を中心に二十三人が参加。一反ほどの田んぼに手植えでコシヒカリの苗を植えました。茨城農民連青年部のほか、民主青年同盟、百里平和委員会、百里基地反対同盟などで構成する実行委員会が主催。 百里基地には米軍機F15の訓練が移転してくる計画があります。民間空港との共用化をめぐって意見が分かれていましたが、米軍機配備では「これ以上の騒音はごめんだ」など、反対が圧倒的です。 お昼にはバーベキューを食べながら、一人ひとりが平和や農業を守る決意を述べました。また、ヒューマン・ファーマーズの演奏や平和クイズで楽しく交流しました。 (茨城農民連 村田深)
(新聞「農民」2006.6.5付)
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[2006年6月]
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