固定資産税
実態に合わせて評価
造成費が下がった
群馬・牛舎用地の例―
1平方メートル2150円→950円に
畜舎や農業用倉庫など農業用施設用地の固定資産税は、宅地や雑種地の評価でなく、農地評価に造成費を加えた額が評価額になります。この造成費の評価を実態に合わせて引き下げさせる運動が、各地で取り組まれています。
群馬県赤城村は今年二月、渋川市に合併しました。これにより、旧赤城村にある群馬県連の住谷輝彦さんの牛舎用地の固定資産税評価額が、一平方メートルあたり、二千百五十円から九百五十円に大幅に下がりました。市当局は「周辺の盛り土五十センチに必要な造成費の平均をとった」と説明しています。
このように、農業用施設用地の固定資産評価は、「造成費」を「いくらにするか」で大きく違ってきます。届いた納付書の農業用施設用地の評価に疑問があったら、まず、不服審査請求を提出した後、造成費がいくらで評価されているか、役所に聞いてみましょう。
(農民連・固定資産税対策部)
(新聞「農民」2006.5.15付)
|