「農民」記事データベース20060410-727-15

この人

茨城・鯉渕学園の一年生
村澤 理(さとし)さん(19)


春・夏休み、農体験に励む

 「将来は農業にかかわる仕事に就きたい」と目を輝かせます。茨城県の農業栄養専門学校、鯉渕学園の一年生。今年の春休みを利用して、北茨城市の鈴木孝夫さんが経営する「すずき産地」に農業研修を頼み込みました。昨年の夏に同校の先輩から話を聞いたことがきっかけ。行動派で礼儀正しい好青年です。

 神奈川県川崎市のマンション育ち。高校の修学旅行で沖縄に行き、サトウキビの収穫を体験し、農業に魅力を感じたと言います。

 「学校の実習では学べなかったことを学習できる」と鶏ふん採取と田んぼへの散布、ネギの収穫、米つきと袋詰めなど、実際の作業に取り組み、確かな手ごたえを感じとった様子。「押しかけてきたときは本当に驚いたが、とにかく一生懸命」と鈴木さん。次世代の農業を担う青年の情熱に照れる一方でうれしそうでした。

 北茨城市で開かれた千葉県連青年部の総会にも飛び入りで参加。実際に現場で働く青年たちとの交流には「本当に楽しかった」。夜遅くまで一緒に語らいました。

 二年生になる今年の夏休みは、二十日間の農業研修が必修。「また鈴木さんのところで受けたい」と語っていました。

(新聞「農民」2006.4.10付)
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2006年4月

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