ポジティブリスト制の学習会好評奈良県内8ヵ所で
奈良県農民連は三月中旬から四月上旬にかけて、「残留農薬ポジティブリスト制とその対策」について、県内八カ所で勉強会の開催をすすめています。これまでの勉強会には、組合員をはじめ、非組合員の農家も含め約七十人が参加。 三月二十八日には、奈良市大柳生地区で勉強会が開かれました(写真〈写真はありません〉)。組合員四人と「案内チラシを見た」という非組合員二人が参加。県連の下村敏之さんが、ポジティブリスト制によって残留農薬基準がどう変わるのかを詳しく説明。奈良県北部農林振興事務所の職員が、農薬ラベルをよく読んで使用することや使用記録簿をつけること、農薬の飛散(ドリフト)対策などを説明しました。「初めて聞いた。具体的なことをもっと知らせてほしい」など、熱心な意見や質問が出されました。 県連は、独自のパンフレットも作って、「農薬飛散防止対策をいっしょに考えよう」と、呼びかけています。
ものづくりと食文化の伝承を岩手県農民連女性部が総会春の強風が吹き荒れた三月二十日、岩手県農民連女性部総会が花巻市で開催されました。県連会長の久保田彰孝さんは、「女性部がリードして会員拡大を進め、大きな組織にしていきましょう」とあいさつしました。同女性部は昨年、しょうゆ作り講習会や雑穀食文化を学ぶ研修旅行、ナタネ油づくり、加工交流会などに取り組み、「農民連の活動は楽しいね」と新しい会員も迎えてきました。「漬物のつけ方がわからない」とつぶやいた菅原美栄さん。みんなが集まってたくあん漬けを指導してくれたと発言し「家族がおいしいと喜び、農民連に入ってよかった」と語ってくれたそうです。また、「もっと農民連の運動を知って活動していきたい」と、学び・楽しみ・食文化の伝承を計画に取り入れました。 また今年は、年間を通じた「県内産直」に取り組みます。そこで、各会員が売りたいものを持ち寄り、買いたいものを記入して、予行演習。 一人でも多くの消費者においしい県産品を届けたいという思いが感じられた総会でした。
(新聞「農民」2006.4.10付)
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[2006年4月]
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