「農民」記事データベース20060327-725-07

京都知事選

“あったか府政”へ転換を

農業「構造改革」反撃に絶好のチャンス 府農民連が奮闘


 四月九日投票(三月二十三日告示)の京都府知事選挙がたたかわれています。私たち京都農民連は、「明るい民主府政の会」に結集し、京都母親連絡会事務局長の衣笠洋子さん(写真〈写真はありません〉)を知事候補に立て、必勝を期してがんばっています。

 「会」が実施した府民要求アンケートには、三万一千通を超える空前の規模の回答が寄せられました。「とにかく生活が苦しい」「一日一日が不安で生きていられない」といった、暮らしの切実な願いや将来への不安が切々とつづられています。こうした府民の願いに応えるために、府民に冷たい官僚府政から、庶民の暮らしを守る「あったか府政」へ転換することが切実に求められています。

 いま国政では小泉改革の破たんが次々と露呈し、国民の批判を浴びていますが、現職知事は「小泉改革に同感」として、庶民の痛みに目を向けず、府民の反対を押し切って、府立洛東病院の廃止や府立高校の統廃合などを次々強行してきました。

 農村では、米価など農産物価格の下落が、農家経営を圧迫しています。さらに、町村・農協の合併、郵政民営化、金融機関の統廃合、バス路線の廃止が相次ぎ、安心して生活できる基盤が崩されています。そのうえ、農民の大リストラ計画である農業「構造改革」が実行されようとしていますが、京都府はこの間、一貫して国の農政の優等生ぶりを発揮してきました。

 私たちは、今度の知事選挙を農業「構造改革」に反撃する絶好のチャンスととらえ、衣笠さんとともに「農民の目線で農村を守る」府政の実現をめざしています。衣笠さんは、府内産小麦を使った学校給食パンの実現をはじめ、食の安全対策の強化や地場産業・農林漁業の振興を公約に掲げています。

 京都から国の政治の流れを変えるため、府内在住の親類、友人、知人の方々に、衣笠さんへの支持を広げてください。全国の仲間のみなさんの物心両面にわたるご支援を心からお願いします。

(京都農民連 上原実)

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(新聞「農民」2006.3.27付)
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2006年3月

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