「農民」記事データベース20060313-723-07

農民連の記帳簿使って“節税できてビックリ”

奈良県連

関連/税金運動のすばらしさ実感


税金の取り組み 会員もふやす

 奈良県農民連は、三つのセンターを中心に、税金と仲間づくりの「春の大運動」に取り組んでいます。

 北和センター(天理市)では、今年初めて農民連の記帳簿で確定申告を準備した農家から、「去年まで青色申告でキッチリ経費を出していたつもりだったが、農民連の記帳簿を使って計算すると、ビックリするほど経費が出て節税できた」など、驚きの声が次々に上がっています。また、いままで仲間のいなかった生駒市では、ファミリーレストランでコーヒーを飲みながら、農民連の「手引き」を広げて相談会を開催。「税金も産直も固定資産税のチェックもやってみたい」と、その場で二人が加入。あらたに生駒班が誕生しました。

 中和センター(明日香村)では、県連会長の中垣義彦さんが、「御所市で五十人の農民連を作る」と大奮闘、あと五人にせまっています。昨年農民連に加入した若夫婦は、「一歳の子どもの保育料が年間約三十万円も下がってビックリ」と。「もっと早く加入しておけば」。こんな声が広がっています。

 南和センター(五條市)では、五條市の税金説明会に、退職して農業を本格的に準備しているAさんがビラを見て参加。さっそく農民連や産直、税金ノートのつけ方などを聞いて、「私も参加します」と加入しました。


税金運動のすばらしさ実感

初めて取り組んで 広島県連 杉本隆之委員長

 広島県農民連は今年、初めて税金運動に取り組み、大きな成果をあげました。委員長の杉本隆之さんから届いた手記を紹介します。

 「いつまでも全国の仲間の足を引っ張ってはいられない」「もう先延ばしはできない」と執行委員会で話し合い、取り組みを具体化しました。「失敗は許されない…」とまず私の地元、北広島町大朝(旧大朝町)で一千枚のチラシを配布。すると、「税金は頭にきている」「農民連とは何ぞや」といった反響がありました。

 二月四日の税金相談会には、予想を上回る二十一人が参加。講師の坪井貞夫さん(全国連常任委員)の話に、「来てよかった」「農民連は農家の味方だ」「もっと早く知っていればよかった」などの声が聞かれました。

 二十三日には記帳会を開催(写真〈写真はありません〉)。私は、相談会の参加者を一軒一軒訪問し、希望時間を募って予約制にしました。当日は、岡山県連から三人が応援に来てくれて無事終了。参加した人は、「昨年までは税金を取られていたが、数万円も還付されることがわかってうれしい」「納得のゆく申告こそ、正しい納税だ」と、初めて取り組んだ自主申告への喜びと確信を語っていました。

 この日、新聞「農民」読者が六人増え、あらためて農民連の税金運動のすばらしさを実感。三月十四日に集団申告することが決まり、当日にはたくさんの入会者を迎えられることを、心待ちにしています。

(新聞「農民」2006.3.13付)
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2006年3月

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