パキスタン大地震被災者を支援大使も杵をふるってもちつきフェスタひらく
パキスタン北部大地震の被災者への支援を広く呼びかけるため、二月十六日、都内の同国大使館で「もちつきフェスタ」が開かれました。呼びかけたのは、「ヒューマン・ライツ・オブ・マイグラント・ワーカー(移住労働者の人権)を知る会」の田辺充康さんと、パキスタンから日本に帰化した榎本建心さん。農民連、新婦人など、約二十人が参加しました。 もちつき初体験というカムラン・ニアズ大使も、子どもたちが見守るなか、杵(きね)を振るい、埼玉農民連から送られたアンコ、きな粉、ダイコンおろしをからめたもちをほおばり、大満足。 アスガル・アリ・ゴロ参事官は、「大使館は、日本の市民運動などと積極的に交流し、日本の文化、風習などを学ぶことを重視している。農業技術の交流などこれからも両国の友好関係を深めていきたい」と語ります。 昨年の十月にパキスタン北部を襲った大地震では、約八万五千人が犠牲になり、多くの人々が家を失いました。「被災地が標高二千メートルという地理的な要因と今年の大寒波で、本格的な復興活動は四月になってから」とゴロさん。「世界から多くの救援物資が届き、非常に助かっている」と言います。 田辺さんたちは、衣類などを満載したコンテナをいままでに二回送りましたが、「まだ復興資金と医薬品が不足している。広く訴えるには、マスコミの協力が必要」と指摘。現在、三回目を送る手配をしています。
(新聞「農民」2006.3.6付)
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[2006年3月]
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