「農民」記事データベース20060306-722-14

演劇

フランス劇のコンクール

2回目 11グループが競い合う


 フランスの現代劇作家、ギィ・フォワシイの作品を上演しているギィ・フォワシィ・シアターとシアターχ(カイ)提携で開かれるギィ・フォワシィコンクール。昨年から発足、ことしは二回目です。ギィ・フォワシィは劇作家五十周年を迎えるベテランで、ブラックな笑いや現代人の隠れた感情の表出したせりふなどに定評があります。

 ギィ・フォワシィ・シアターを主宰する谷正雄さんは「二人から三人という少人数でできるのも魅力のひとつ。それと、シアターχという本物の劇場で芝居ができることが人気を集めている」といいます。作品のなかでは、「『相寄る魂』は永遠のテーマである夢を語る男と女の芝居。せりふに酔わないで、心で表現してくれないと困る」と語ります。

 今回のコンクールには四十四グループが予選に参加。そのなかから、十一グループが選出され、三日間にわたって競います。そのなかから優秀作を選び、あらためて再上演するというものです。上演作品は「関節炎」「救急車」「橋の上の男」「相寄る魂」「動機」の五作品。いずれも短編ながら密度の濃い作品です。

 出演グループの一部を紹介します。3月14日=劇団エクセ「相寄る魂」亘理裕子演出、廣畑達也・大沼百合子。ZORA(ゾラ)「動機」 ZORA演出、吉村恵美子・坂本容志枝。15日=チームCMS「橋の上の男」薛珠麗演出、森本臣泰・鎮西猛。テアトルエコー現代フランス演劇同好会「関節炎」 平野智子演出、後藤敦・落合弘治・松澤太陽。16日=A・Tラボ「救急車」 佐藤正文演出、河崎早春、松下杏子、藤家さっこ。

(鈴)

 ※全日午後2時・7時開演。優秀作上位二作品は26日(午後7時)に上演。会場はすべて東京・両国・シアターχ。前売り・当日3000円。連絡先=劇場TEL03(5624)1181


 訂正 3月6日付6面の演劇「ギィ・フォワシィコンクール」の連絡先が誤っていました。正しくは、03(5624)1181です。
 おわびし、訂正します。
 2006年3月20日、訂正しました。

(新聞「農民」2006.3.6付)
ライン

2006年3月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-22249

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2006, 農民運動全国連合会